平成アニメを一気見した夜、結局どれが残るのか問題

5位から潜る。1位は最後までいくとちょっと重いやつだった。深夜に観ると記憶の輪郭がにじむ、そういう5本。
5位: 化物語 — 会話だけで成立する異常

普通のアニメは動く。こいつは喋る。
2009年、全15話。尖った演出と回転する首、赤い標識、そして延々と続くダイアログ。映像の大半が会話劇なのに、なぜか目が離せない。
物語シリーズは時系列と放送順が異なる。一気見なら「化物語→傷物語→偽物語」の順がテンポ良し。全部追うと100話超えるので、まずは化物語で切り上げても後悔しない。
4位: カウボーイビバップ — ジャズと煙草と宇宙の匂い

OPが鳴った瞬間、部屋の空気が1998年に戻る。
全26話、2035年の太陽系が舞台。賞金稼ぎのスパイクたちが、毎話ほぼ違うジャンルの話をやる。ノワール、西部劇、コメディ、そしてあの最終回。
3位: 魔法少女まどか☆マギカ

可愛い絵柄に騙された夜のことを、今でも覚えている。
2011年、全12話。3話でアニメの常識が崩れ、10話で世界観が裏返る。一気見向きというより、一気見しないと話の圧に殺される。
TV版12話の後に「叛逆の物語」を観るかは完全に好みの問題。TVの着地で満足したい人は見ない方がいい。続きの解釈が変わる。
2位: シュタインズ・ゲート — 伏線の回収が暴力

序盤で寝かけた人を、中盤で叩き起こす作品。
2011年、全24話。秋葉原のボロい雑居ビルで繰り広げられる、本物の科学系SF。最初の10話は正直だるい。だが、そこを越えるとジェットコースターが始まる。
理系の知識はいらない。ただ、CERNや世界線という単語にアレルギーがなければOK。タイムリープものが苦手な人でも、キャラクターで観れる作り。
1位: 新世紀エヴァンゲリオン — 26話、今でも消化不良

1995年の深夜、日本のオタク文化がねじれた。
全26話、当時の子供たちが大人になってからも延々と語り続けている作品。テーマ、演出、音楽、そして有名すぎるあのラスト2話。どれを取っても平成アニメの中心にいる。
一気見すると、構造の粗さと天才性が同時に押し寄せる。10代で観た時と今観る時で全く別の話に見える、そういう化け物。
作画の古さは否めない。ただ、演出と音楽のキレは今見ても最前線。深夜3時に25・26話を観ると、翌日まで頭から離れないレベル。
一気見した夜の結論
5本走って残ったのは、結局「自分の記憶のどこかに刺さったやつ」だった。ビバップのOPで涙腺が緩んだり、シュタゲの中盤で寝るのを忘れたり。
ランキングは俺の主観。あなたの1位は違っていい。
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