2026年春に使い込んだエンタメアプリ5本、夜の暇つぶし力で序列をつけた

5位から並べる。順位の基準は、平日の夜10時以降に一人で開いた時間の長さ、それと月額に対する手応え。1位は、地味だけど剥がせなかった。
5位: Voicy — 「観る」を捨てた夜のための音声
目が疲れた夜、画面を消したまま耳だけ起きている。そういう時間が増えた。
イヤホンを挿してベッドに沈むと、ニュース系のチャンネルが10分単位で情報をまとめてくれる。澤円、西野亮廣、サウザー、池上彰、Voicyニュース。聴いている間、こちらは何もしなくていい。
難点は、お気に入りパーソナリティを掘り当てるまでが長い。最初の3日は「いまいち」と思って閉じる人が多いはず。俺もそうだった。
プレミアム放送は月額制で各チャンネル別課金。無料放送だけでも十分聴けるので、最初は課金不要。2週間ほど無料放送だけで聴き続けて、どうしても続きが気になるパーソナリティに出会ってから検討するのが無駄がない。
4位: ピッコマ — 縦読みの引力
横スクロールのマンガアプリは数あれど、縦読み(ウェブトゥーン)で習慣化したのはピッコマだった。理由はひとつ、「待てば無料」の設計。
1日1話ずつ無料で読める。続きが気になっても、待てば翌日にもう1話。この強制的な分割が逆に効く。一気読みで燃え尽きない。夜寝る前に1作品3〜4話進めて閉じる、というリズムがちょうどいい。
3位: Lemino — 旧dTVの再起、思ったより本気だった
NTTドコモの動画配信。2023年の大規模リブランド以降、地味に作品ラインナップを厚くしてきた。月額990円。
Leminoが効くのは、ハリウッド大作の独占配信。あと、無料で観られる「Lemino BASIC」枠が想像より広い。会員登録なしで観られる映画・ドラマが日替わりで切り替わる。深夜にとりあえず開いて、無料枠から選ぶ、という運用が成立する。
ただし、UIは正直NetflixやDisney+に比べて野暮ったい。検索の精度も平均以下。「作品名がわかっている」前提で使う配信サービスだと割り切るといい。
ahamoやドコモのギガホ系プランの一部にはLemino視聴のセット割引が組み込まれている。ドコモ回線ユーザーは、料金ページから自分のプランで実質いくらになるか先に確認するのが吉。詳細は公式サイト。
2位: ABEMA — 「テレビをやめた人のテレビ」
麻雀。サッカー(主に欧州チャンピオンズリーグや日本代表戦)。格闘技。バチェラー系の恋愛リアリティ。これらをまとめて持つアプリは他にない。
ABEMAの強さは「無料で観られる枠が広い」ことに尽きる。たとえばMリーグ(プロ麻雀)の本戦は無料生中継。サッカーの一部独占試合も無料枠で流す。NetflixやPrime Videoは契約しないと0分だが、ABEMAは「とりあえず開く」が成立する。
UIは年々洗練されてきて、2026年現在のホーム画面はかなり整理された印象。少なくともLeminoより使いやすい。
1位: dアニメストア — 月額550円の異常さ
これが地味な1位。地味だが、20日間のスクリーンタイム集計で一番開いていた。
dアニメストアの何が異常かというと、月額550円(税込)。これはAmazon Prime Videoのアニメ単体プランより安い。それでいて、配信タイトル数は5,400本以上。Netflixのアニメカテゴリと比べて2倍以上の作品数を、半額以下の月額で持っている。
2026年春アニメ(4月期スタート)は、ほぼ全タイトル配信。新番組を追いかける人にとっては、これ1本で年間6,600円(550円 × 12か月)。Netflix1か月分とほぼ同じ金額で12か月遊べる、と書くと異常さが伝わる。
主要配信サービスとの比較
| サービス | 月額(税込) | アニメ強度 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| dアニメストア | 550円 | ★★★★★ | アニメ最安・最厚 |
| ABEMAプレミアム | 1,080円 | ★★★ | スポーツ・麻雀が強い |
| Lemino | 990円 | ★★ | 洋画と無料枠 |
| Amazon Prime Video | 600円 | ★★★ | 配送特典込みのお得さ |
| Netflix(広告つきベーシック) | 890円〜 | ★★★ | 海外ドラマと独占アニメ |
UIは今っぽさで言うと2世代前。検索とフィルタも、ジャンル別ソートが弱め。あと「ニコニコ支店」「for Prime Video」など派生サービスとの違いが分かりづらく、初見で混乱しやすい。本家(月額550円のdアニメストア単体)を選べばOK。公式サイトから登録。
並べてみて気づいたこと
上位3本(dアニメストア、ABEMA、Lemino)に共通するのは、「単独で完結しない」前提で設計されていること。1本だけで全ジャンル満足させようとしているサービスが上位に入っていない。
2026年のエンタメ消費は、「1本で全部」のNetflix型から、「3本掛け持ち」の専門特化型に重心が動いた。月額の合計を抑えながら、ジャンル別に最強アプリを組み合わせる方式が、結局いちばん満足度が高い。
俺の場合、dアニメストア(550円) + ABEMAプレミアム(1,080円) = 月1,630円。Netflixのプレミアムプラン1本ぶんより安い。
あなたが選ぶ1位は?