スーパーで毎日見てるあの食材。実は分類が違ったり、原産国が違ったり、調理法が間違ってたりする。深夜の暇つぶしに、3つだけ常識を覆していく。
この記事で扱うのは「バナナ」「わさび」「アボカド」の3つ。どれも明日から誰かに話したくなるレベルの裏設定がある。
タブで切り替え: 3つの食べ物、それぞれの「実は」
バナナは果物じゃない。植物学的には「ベリー(液果)」だ
正確に言うと、バナナの木は木じゃない。茎に見えるあれは葉が重なった「偽茎」で、実態は世界最大の多年草。つまりバナナは草の実。イチゴが果物に見えてベリー(液果)じゃないのと逆で、バナナは果物に見えて植物学上はベリーに分類される。
もうひとつの衝撃。市場に出回るバナナのほぼすべては「キャベンディッシュ」という一品種で、しかも種無し。種で増えないから、株分けで増やす。世界中のバナナが遺伝的にほぼクローンという状態。だから一度病気が流行ると一気に壊滅する。
かつて主流だった「グロスミッチェル種」は1950年代にパナマ病で事実上絶滅した。今のキャベンディッシュも新型パナマ病(TR4)の脅威下にある。詳細は各種農業機関の公式発表を参照。
スーパーのチューブわさび、本物のわさびはほぼ入ってない
これは食べ物の都市伝説でもなんでもなく、原材料表示を見ればわかる話。一般的な低価格帯のチューブわさびの主成分は「西洋わさび(ホースラディッシュ)」で、本わさび(学名 Wasabia japonica)の含有量は数%か、ゼロのこともある。緑色は着色料。
理由は単純で、本わさびは育てるのが鬼のように難しい。湧き水と冷涼な気候が必要で、収穫まで1年半〜2年かかる。だから本わさび100%の生わさびは、いい寿司屋でしか出てこない。
| 表示 | 実態 |
| 「本わさび使用」 | 本わさびが50%以上 |
| 「本わさび入り」 | 本わさびが50%未満 |
| 表示なし | 西洋わさび主体、本わさび不使用の可能性 |
次にスーパー行ったらチューブの裏を見てほしい。「使用」と「入り」で全然違う。
アボカドは野菜売り場にあるけど、果物。しかも野菜より高カロリー
サラダに入れるから野菜だと思ってる人、多い。違う。アボカドは植物学的にも、農林水産省の分類でも果物。クスノキ科の常緑樹の実で、原産はメキシコ。森のバターと呼ばれる通り、可食部100gあたり約180kcal。これはバナナ(約86kcal)の2倍以上、ご飯(約156kcal)より高い。
ヘルシーなイメージで深夜にむしゃむしゃ食べてる人、それ普通に高カロリーだから。脂質が全体の約7割を占めるけど、その大半は不飽和脂肪酸で、まあ質はいい。質はいいが、量を食べていい理由にはならない。
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kcal / 100g
アボカド可食部のカロリー(参考: バナナの約2倍)
あと、追熟する果物。買った時点で硬かったら、常温で数日放置。冷蔵庫に入れると追熟が止まる。これ知らずに「全然柔らかくならない」と言ってる人が一定数いる。
3つに共通してるのは「見た目で判断してた」だけのこと
バナナは木に生ってそうだから果物。わさびは緑だから本物。アボカドは野菜売り場にあるから野菜。全部、見た目と置き場所で勝手に思い込んでた話。
常識って案外こういう、誰も検証しないまま流通してる前提でできてる。深夜に一個でも更新されたら、それで十分な気もする。
一番「マジで知らなかった」のはどれ?
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