日本の未解決事件、結局どれが一番ヤバかったんだっけ?

ネタバレ注意。深夜に一人で読むには重すぎるかもしれない。それでも気になる人だけ、下にスクロールしてほしい。
未解決事件って、なんでこんなに気になるんだろう
俺は深夜2時にこの原稿を書いている。Wikipediaの「日本の未解決事件」カテゴリを開いたのが運の尽きで、気づけば3時間が経っていた。
面白いから読むわけじゃない。怖いのに目が離せない、あの感覚だ。
たぶん、人間の脳は「途中で終わった物語」を勝手に補完しようとする。だから未解決事件は何十年経っても消えずに、誰かの脳内で再生され続ける。
知名度トップクラスの3件、ざっくり比較
まずは整理から。考察に入る前に、よく語られる事件を並べてみる。発生年と場所だけでも、頭の中の地図が整う。
| 事件 | 発生年 | 場所 |
|---|---|---|
| グリコ・森永事件 | 1984〜1985 | 関西を中心に複数 |
| 世田谷一家殺害事件 | 2000 | 東京都世田谷区 |
| 八王子スーパー強盗殺人 | 1995 | 東京都八王子市 |
どれも公訴時効が撤廃された殺人事件か、それに準ずる重大事件。つまり「今でも捜査中」ということになる。
世田谷一家事件、語られすぎてる「考察」を整理する
正直、この事件はネット記事で散々擦られていて、もう新情報なんてないと思っていた。だが警視庁が公式に出している遺留品リストを見ると、ちょっと見方が変わる。
犯人は現場で食事をし、PCを使い、長時間滞在した。普通の強盗ならありえない行動だ。
ここで止まればいいのに、ネットの考察はどんどん飛躍していく。「在日米軍説」「プロの暗殺者説」「家族の人間関係説」。どれも根拠が薄いまま、勢いで広がっていく。
グリコ・森永事件は「未解決」のスケールが違う
キツネ目の男。この単語を聞いたことがある人は、多分親世代から聞いたんだと思う。
1984年、江崎グリコ社長が誘拐された。それだけでも大事件なのに、犯人グループは「かい人21面相」を名乗り、菓子に青酸ソーダを混入した疑いでスーパーから商品を撤去させ、警察を挑発する声明文を新聞社やテレビ局に送り続けた。
ここがすごい。被害企業はグリコだけじゃない。森永、丸大食品、ハウス食品。捜査範囲は関西全域、約1年半に及んだ。
動機すら分かっていない。金銭目的にしては受け取りに失敗しすぎているし、愉快犯にしてはオペレーションが組織的すぎる。
俺はずっと「複数の動機が混在していたんじゃないか」と思っている。中心メンバーは金が目的、周辺メンバーはエンタメ感覚。だから受け渡し局面で手際が悪く、声明文では遊んでいる。あくまで素人考えだ。
八王子スーパーの事件は、なぜ知名度が低いのか
1995年7月30日、八王子市のスーパー2階で、女子高生アルバイト2人と主婦1人が射殺された。閉店後の犯行で、目撃者がほぼいない。
被害者の年齢、犯行の冷酷さ、それなのにグリコや世田谷ほど語られない。理由はたぶん、1995年という年にある。
同じ年、阪神淡路大震災と地下鉄サリン事件があった。社会の関心が完全に持っていかれた。
事件は今も警視庁の特命チームが捜査を続けている。情報提供窓口も継続して公開中。
結局、どれが一番「ヤバい」のか
ヤバさの定義による。被害規模ならグリコ・森永。残虐性なら世田谷一家。社会的に「忘れられた」という意味では八王子。
個人的には、世田谷一家事件の「犯人がしばらく現場に居続けた」という事実が、いまだに信じられない。普通じゃない。
未解決事件の考察は、答えがないからこそ膨張する。深夜に一人で読むと、自分の中の物語が暴走しがち。
考察に疲れたら、思い出してほしいこと
事件には被害者と遺族がいる。ネットで「面白い謎」として消費されているこの瞬間にも、誰かが情報提供を待っている。
警視庁の情報提供窓口は今も開いていて、些細な記憶でも捜査の鍵になることがある、らしい。
深夜2時、俺はもうWikipediaを閉じる。ただ、明日の朝には多分また開いているだろう。