平成CM三十年、『24時間戦えますか』から白戸家のお父さんまで濃度を比べる

平成CM三十年、『24時間戦えますか』から白戸家のお父さんまで濃度を比べる

YouTubeで平成CMを年代順に見直したら、それぞれの空気感が妙にくっきり分かれてた。同じ三十年なのに、初期と後期では別の国に見える。

三つの時代に分けて、代表作を並べた。タブをクリックで切り替わる。

バブルの残り香が一番濃い時代

象徴は三共のドリンク剤『リゲイン』。「24時間戦えますか」のフレーズで1989年に放映が始まり、牛若丸三郎太を演じた時任三郎がビジネス戦士の鑑として描かれていた。

いま同じコピーをオフィスで流したら、人事部が真っ青になる。フレーズ自体がコンプライアンス案件に近い。

リゲイン「24時間戦えますか」
放送開始: 1989年
キャッチコピーは1989年新語・流行語大賞の銅賞を受賞。バブル末期の世相を象徴する一本として、いまも昭和末期〜平成初期を語る時の定番アイコンに数えられる。

同じ時期の日産シーマや高級セダンCMもひたすら煌びやかで、海辺・夜景・革張りの内装が延々と続く。映像の予算感が後の時代と桁違いに見える。

映像のテンションだけ見ると、いま流れている同じ業種のCMと地続きには到底思えない。当時の景気感がそのまま空気として映り込んでいる。

三十年を通して見ると、訴求のレイヤーが「労働観 → キャラ → サウンド」と順に移ってきた。それぞれの時代が何に効いてほしかったのか、CMを見直すだけで読める。

YouTubeに公式アーカイブを残しているメーカーも増えた。30秒×数本で当時の空気が一気に戻ってくる。深夜のスマホで掘るには手頃なサイズだ。

どの年代の平成CMが一番好み?

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