スマホで遊べる脳トレパズル、Monument Valley 3・Threes!・Two Dotsを比較する

寝る前にスマホで頭を使いたい夜がある。アクションでも放置でもなく、静かに考え込みたい気分のときだ。今回は脳トレ系パズルとして長く評価されてきた3本を、操作感・思考の深さ・1プレイ時間の3軸で並べてみた。
3本を並べて触った印象
結論を先に書いておくと、求める「脳の疲れさせ方」が3本で全く違う。空間認識を鍛えたいならMonument Valley 3、数の組み立てに集中したいならThrees!、色のパターン読みならTwo Dots。同じ「パズル」でも使う脳の部位が違う。
ustwo gamesが手がける錯視パズルの3作目。前作から6年越しのリリースで、今回はネトリの船を操る新主人公ノアが軸になっている。建築物を回転させて道を繋ぐ基本構造は同じだが、水面の反射や潮の満ち引きが新しいギミックとして加わった。
1ステージは5〜15分。短く区切れるから「あと1問だけ」が成立しやすい。難易度は易しめで、詰まることより「ああ、そう繋がるのか」という納得感を味わう設計。脳トレというより視覚と空間認識のストレッチに近い。
3軸で並べた比較表
同じ「脳トレパズル」と括られても、性格はここまで違う。
| 項目 | Monument Valley 3 | Threes! | Two Dots |
|---|---|---|---|
| 1プレイ時間 | 5〜15分 | 3〜20分 | 1〜3分 |
| 使う脳 | 空間認識 | 数的ワーキングメモリ | パターン認識 |
| 課金モデル | Netflix会員制 | 買い切り | 基本無料+広告 |
| 向いている時間帯 | 就寝前 | 休日の集中時間 | 移動中 |
10年残ったパズルの共通点
Threes!とTwo Dotsは2014年配信、Monument Valleyシリーズは初代が2014年。スマホパズルが大量に作られた時代に登場して、今も配信されているという事実は重い。10年で世代交代するアプリ市場で生き残るパズルには共通点がある。ルールが極端に短いこと。1分以内にやめても損した気がしないこと。そして、操作のフィードバックが気持ちいいこと。
逆に言えば、新作パズルでこの3つを満たせていないなら、これらに置き換える理由はない。
選び方のひとつの目安
3本のうちどれを最初に入れるかで迷うなら、自分の今日の疲れ方で決めるのがいい。
頭は冴えてるけど目が疲れた日 → Monument Valley 3。
頭を本気で動かしたい日 → Threes!。
何も考えたくないけど指は動かしたい日 → Two Dots。
俺の場合、平日の22時以降はMonument Valley 3、土曜の朝コーヒーを淹れた後はThrees!、通勤の山手線はTwo Dots、で落ち着いた。3本の住み分けが綺麗に成立している珍しい組み合わせだ。
余談だが
Threes!の開発者Asher Vollmerは、2048がリリースされた当時「私たちは1年4ヶ月かけてこのルールに辿り着いた」という長文を公開している。スワイプ系の数字パズルがあそこまで研ぎ澄まされた背景には、捨てた仕様の山がある。遊ぶときにその重みは見えないが、見えないからこそ手に馴染む。
3本のうち、今夜入れるならどれ?