SNS不適切投稿が止まらない春 — 警視庁が新入社員に出した「やめろリスト」を読み解く

SNS不適切投稿が止まらない春 — 警視庁が新入社員に出した「やめろリスト」を読み解く
この記事は考察・情報整理を目的としており、事実の断定ではありません。

2026年春、SNSでの不適切投稿をめぐるニュースが連日のように流れている。西日本シティ銀行の行員による顧客情報の映り込み、銀行口座を狙う詐欺の拡大、そして警視庁が新入社員向けに出した投稿チェックリスト。深夜にスマホを触っている俺たちにも、他人事じゃない話が並んでいる。

警視庁が「新入社員」を名指しで注意した、その違和感

東奥日報や千葉テレビが伝えたところによると、警視庁は新社会人に向けてSNS投稿のリスクをまとめた注意喚起を出したという。例として挙がったのが、こんな投稿だ。

「残業確定だけど、やりがいのある仕事だから頑張ります!」パシャリ — という、いかにもありがちな1枚を、警視庁が「危険な例」として示している

一見ポジティブで、誰も傷つけていなさそうな投稿。でも、ここに映り込んだ社内ボード、PCの画面、机の書類、社員証のストラップ。そのどれかが「あ、この会社で働いてるのこの人か」と特定される手がかりになる、というのが警視庁の言い分らしい。

正直、深夜に寝転がってInstagramのストーリーを眺めていると、似たような投稿は無限に流れてくる。「やりがい」「成長」「感謝」みたいなワードと、ちょっとオシャレに撮ったデスク。あれ全部、警視庁的にはアウト寄りなのか、と思うと笑えない。

西日本シティ銀行の件で、ようやく「漏らす側」の話になってきた

福岡TNCニュースの報道によれば、西日本シティ銀行の行員が顧客の名前が映り込んだ動画や画像をSNSに投稿していたとされ、銀行が謝罪コメントを出している。「思いっきり情報漏洩してるんだけど」「恐ろしい」といったネット上の声も伝えられた。

いままでSNS漏洩というと、若手バイトの「冷蔵庫に入ってみた」系か、芸能人の不用意な発言かのどちらかが定番だった。だが今回、銀行員という「情報を守る側」の人が、業務中の風景をそのまま投稿していたという構図に変わってきている。

INTERNET Watchも「職場・学校を映したSNS投稿は、ユーザー自身の安全のためにも止めたほうがいい」と踏み込んだ記事を出している。守秘義務違反というより、もうちょっと根っこの「無意識のシェア癖」の話。

BeRealから情報が漏れる時代、何が変わったのか

はてなブックマークのITホットエントリーには「なぜBeRealから漏えいが相次ぐのか “2分以内”の焦りが生む不用意な投稿」という記事が並んでいた。BeRealはランダムに通知が飛んできて、表裏のカメラで2分以内に撮らないと「遅刻」扱いになるアプリ。だからこそ、職場の机をそのまま、教室の黒板をそのまま、撮ってしまうユーザーが多いとされている。

日経も「SNSで仕事自慢、守秘義務違反です」というタイトルの記事を出していて、トーンとしては「もう仕事の話、SNSに上げるな」レベルになっている。

投稿パターンよくある映り込み想定リスク
出社後のデスク自撮りPC画面・社員証・他人の頭勤務先・顧客名の特定
ランチ写真社員食堂のメニュー表建物・所属の特定
飲み会のグループ写真同僚の顔・店の看板関係性・行動範囲の漏洩
通勤ストーリー駅名・乗換ルート住所範囲の絞り込み

こうやって並べてみると、自分のフォロー欄に思い当たる投稿がいくつか浮かぶはず。

SNS型投資詐欺、被害額がじわじわ更新されている

dメニューニュースは、警視庁が都内のSNS型投資詐欺の被害急増について注意喚起を出していると伝えている。北海道新聞デジタルでは、釧路管内の60代女性が約1800万円をだまし取られたとされる事案も報じられた。さらに朝日新聞によると、「警視庁渋谷署刑事課員の野村」を名乗る人物による4.4億円規模の詐欺事案が、大阪府で今年最悪の被害額として報じられている。

はてなブックマークのITホットエントリーには「IT関連会社『はてな』11億円流出 警察官かたる詐欺被害か」というNHKニュースが上がっていて、もはや個人だけの問題ですらない。

SNSにポジティブな投稿を続けている人ほど、「お金に余裕がありそう」「人脈を広げたがっている」と詐欺師から見えやすい、という指摘もある。仕事自慢と詐欺被害は、SNSのアルゴリズム上で実はそんなに遠くない。

警視庁はこの状況を受け、防犯アプリ「デジポリス」に国際電話番号からの着信通知を遮断する新機能を追加したとケータイ Watchが報じている。+1や+44から始まる電話、深夜に鳴ったらまず警戒、ということになりそうだ。

「そんなのいちいち気にしてられない」という気持ちもわかる

ヒコロヒーがSNSの理不尽な投稿に「物申せる位置に来てから物申したらどう?」とブチ切れた、というYahoo!ニュース経由の東スポWEB記事もあった。SNSは、見ず知らずの人が無責任に絡んでくる場でもある。だからこそ「もうSNSに何も上げたくない」という気分になる人もいるはず。

「結局、何が安全で何が危険かの線引きが曖昧すぎて、もう全部やめるかアカウント鍵かけるかの二択じゃん」というネット上の声も出ている

個人的には、線引きを「自分」じゃなく「映ってる第三者」に置くと少し楽になる気がする。自分の顔が映ってるかどうかじゃなく、社員証・他人・PC画面・顧客名・店の伝票が映ってないか。そこだけチェックする。

警視庁のリストはちょっと厳しめに見えるけど、要は「映り込みを舐めるな」という1点に尽きる話。深夜にストーリーを上げる前、3秒だけ画面を見直してから投稿でも遅くない。

あなたは職場・学校が映った写真をSNSに上げてる?

「やりがいのある仕事だから頑張ります!」という1枚が、誰かの口座を狙う詐欺師の入り口になる時代。深夜にスマホを握ってる今、フォロー欄を眺めるついでに自分の投稿欄もスクロールしてみるといい。意外と、けっこう、出ている。

情報の正確性については各自でご確認ください。

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