深夜2時、スマホで「NISA 始め方」と検索した。3年前からずっと気になってたのに、まだ口座すら開いてない。そういう人間がここにもう1人いる。
2024年に制度が変わって、2026年にはさらに改正が入った。情報が多すぎて逆に動けない。だから今回、証券会社もファンドも手順も、全部並べて比較した。
証券会社4社、どこが強いのか
NISAの口座は1人1つしか作れない。だから最初の選択がそのまま数年続く。適当に選ぶと地味に後悔する。
| 証券会社 | つみたて枠の銘柄数 | クレカ積立還元率 | ひと言で言うと |
|---|
| SBI証券 | 約285本 | 0.5〜3.0% | 銘柄数・外国株ともに最強。迷ったらここ |
| 楽天証券 | 約280本 | 0.5〜2.0% | 楽天ポイントで投資できる。楽天経済圏なら一択 |
| マネックス証券 | 約274本 | 最大3.1% | ポイント還元率だけ見れば業界トップ |
| 松井証券 | 約278本 | 0.5〜1.0% | 電話サポートが手厚い。ネットが不安な人向き |
NISA口座の売買手数料は、SBI証券・楽天証券ともに国内株式・米国株式とも無料。手数料で差がつかないから、「ポイント経済圏」と「使い勝手」で選ぶのが2026年の正解。
正直、SBIか楽天かの2択まではすぐ絞れる。楽天カードを普段使いしてるなら楽天証券。そうじゃなければSBI証券。ポイント還元率だけで選ぶならマネックスも悪くないけど、総合力では2強に一歩譲る。
ファンド選び、最初の1本はこれでいい
NISAの口座を開いても、次に「何を買えばいいのか」で止まる。投資信託だけで数千本ある。全部見るのは無理だし、見る必要もない。
初心者が最初に買う1本は、ほぼ2択に絞られている。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)— 通称「オルカン」。世界中の株に分散投資できる。信託報酬は年0.0578%。純資産総額は9兆円を超えた。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)— アメリカの大企業500社に投資。信託報酬は年0.09%。過去20年のリターン実績が強い。
「全世界に賭けるか、アメリカに賭けるか」。これが初心者の最初の分岐点になる。
| 比較項目 | オルカン | S&P500 |
|---|
| 投資対象 | 全世界(約50カ国) | 米国大型株500社 |
| 信託報酬 | 年0.0578% | 年0.09% |
| 分散度 | 高い(米国6割+その他4割) | 米国集中 |
| 向いてる人 | 「迷ったらとりあえず全部」派 | 「アメリカが最強」と信じてる派 |
どっちを選んでも、オルカンの中身は6割がアメリカ株。つまりオルカンを買った時点で、半分以上はアメリカに賭けてる。この事実を知ってると、悩みの深刻度がだいぶ下がる。
口座開設、実際にやると何日かかるのか
「NISAを始める」と言っても、アプリをダウンロードして即スタート——みたいな話ではない。証券口座の開設+NISA口座の申し込み+税務署の審査。この3段階がある。
ステップを全部書く
| ステップ | やること | 所要時間 |
|---|
| 1 | 証券会社を決める | 10分 |
| 2 | 証券総合口座+NISA口座を同時申込 | 15分 |
| 3 | 本人確認書類をアップロード | 5分 |
| 4 | 税務署の審査を待つ | 数日〜2週間 |
| 5 | 積立設定(ファンド選択+金額+引落日) | 10分 |
| 6 | 翌月から自動で買付スタート | — |
必要な書類はマイナンバーカード1枚だけ。通知カードしかない場合は、運転免許証などの本人確認書類がもう1枚必要になる。スマホで撮影してアップロードするだけなので、コンビニに行く必要はない。
自分の手を動かす時間は合計30〜40分くらい。税務署の審査待ちが一番長い。SBI証券・楽天証券ともに最短で翌営業日に口座が開くケースもあるとのこと。
最低いくらから始められるのか
SBI証券も楽天証券も、つみたて投資枠は月100円から設定できる。「まず1万円」みたいなハードルを自分で作る必要はない。100円で仕組みを理解してから増額すればいい。
クレカ積立を設定すれば、毎月の積立額に応じてポイントが貯まる。月5万円をSBI証券で三井住友カード積立すると、年間で最大18,000ポイント。投資してるだけでポイントが増えるのは、正直おかしい。
2026年、NISAが地味に変わった3つのこと
2024年の大改正ほど派手じゃないけど、2026年の税制改正でNISAに3つの変更が入った。知ってると得する、知らないと損するレベルの話。
1. 未成年もつみたて投資枠が使えるようになった
つみたて投資枠に限り、0歳から口座開設が可能に。年間60万円、生涯上限600万円。12歳までは原則引き出し不可という条件つき。2023年に終了したジュニアNISAの実質的な後継制度として、金融庁が2025年末に決定したとの報道がある。
0歳から月5万円ずつ積み立てると、18歳時点で元本だけで600万円。運用益を含めればそれ以上。大学の学費がまるごと非課税で準備できる計算になる。
2. つみたて枠の対象商品が広がった
これまで株式比率50%超の投資信託しか買えなかったつみたて枠に、債券比率の高いファンドも追加される方向。「株は怖い」という人でも、よりリスクの低い商品を選べるようになる。
3. 売却した枠が年内に復活するようになった
これが一番大きい。旧ルールだと、NISAの枠内で売却しても非課税枠が復活するのは翌年1月1日だった。2026年改正で、売却した年の中で枠が復活する方向に変わる。東洋経済オンラインによると、年内の資産入れ替えが格段にやりやすくなるとのこと。
つまり「買ったけど、やっぱり別のファンドにしたい」が同じ年の中でできる。初心者が最初の選択をミスっても、やり直しがきく。これは大きい。
で、結局どうすればいいのか
証券会社はSBIか楽天。ファンドはオルカンかS&P500。積立は月100円からでいい。
3年前から「そのうちやろう」と思ってた人間にとって、一番のハードルは制度の複雑さじゃなくて、申し込みページを開くまでの心理的な距離だった。この記事を読んでる時点で、もうその距離は半分縮まってる。
あとは30分だけスマホに向き合えばいい。
NISAの口座、どこで開く?