SNSを1週間やめた154人に、けっこう信じがたい変化が起きていた

SNSを1週間やめた154人に、けっこう信じがたい変化が起きていた
この記事は研究・論文の内容をわかりやすく紹介したものです。詳細は原著論文・原典をご確認ください。

英バース大学の研究で出た数字が、地味に効く。Facebook、Instagram、TikTok、Twitterを1週間断った154人。ウェルビーイングのスコアが、明らかに上がっていた。

その1週間で、起きていたのは想像より大きな変化だった

研究チームが調べたのは、たった一つの問い。「1週間SNSをやめたら、メンタルってどうなるの?」

154人を2グループに分けた。片方は普段通りスマホを使う。もう片方は1週間、主要SNSを全断ち。両グループとも、開始前と終了後にメンタル状態のアンケートを受けた。これだけ。

普段、参加者は週に約8時間SNSに費やしていたという。断絶グループは、それが21分まで落ちた。ほぼ完全な遮断。

1週間後の数字(断絶グループ):
ウェルビーイング(WEMWBS)スコア: 46 → 55.93
抑うつ症状(PHQ-8)・不安症状(GAD-7): いずれも改善
※対照群との比較で統計的に有意

実験のやり方が、信じられないくらいシンプル

2022年に学術誌「Cyberpsychology, Behavior, and Social Networking」に載った、ランバートらの研究。やり方は地味すぎた。

アプリを消す必要もない。アカウントを削除するわけでもない。ただ「7日間使わないでください」と伝えるだけ。

参加者の年齢は18歳から72歳、平均29.6歳。ちょうどイマシルの読者層と重なる。

なんで1週間でここまで変わるんだろう

研究チームの考察を読むと、原因らしきものがいくつか並んでいる。誰かのリア充投稿との比較疲れ、深夜のドゥームスクロール(不安をあおる情報を延々スクロールする習慣)、通知で集中が断続的に途切れる感覚。

同じ方向の研究は、実は他にもあった。ペンシルバニア大学のメリッサ・ハント氏らが2018年に発表した実験では、SNSを1日30分に制限した学生で、孤独感と抑うつが3週間で減ったという結果が出ている。

研究介入内容期間結果
バース大学(2022)完全断絶7日間ウェルビーイング向上
ペンシルバニア大(2018)1日30分制限3週間孤独感・抑うつ減

「やめる」と「減らす」、どっちでも効くらしい。ハードルが低い方を選べばいい話。

ただし、この研究で見えていない部分もある

1週間が終わった後、再開したらどうなるのか。ランバートらの研究は、そこを追っていない。リバウンドする可能性もあれば、新しい習慣として残る可能性もある。続報待ち。

もう一つ、この研究の参加者は「実験への参加に同意した人」。つまり「やめてみてもいいかな」と思える時点で、ある程度の心理的余裕があった人たちかもしれない、という限界がある。

俺自身、2日でTwitterに戻った経験がある。1週間は、思ったより長い。

1週間がキツければ、寝る前の30分だけでもいい。研究が示しているのは「断絶の量」ではなく「断絶があるかどうか」だから。

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